金沢ふるさと偉人館

金沢ふるさと偉人館は、金沢ゆかりの「近代日本を支えた偉人たち」を展示する博物館です。               【旧偉人館雑報】 https://www.kanazawa-museum.jp/ijin/blog/index.html

金沢ふるさと偉人館

金沢ふるさと偉人館は、金沢ゆかりの「近代日本を支えた偉人たち」を展示する博物館です。               【旧偉人館雑報】 https://www.kanazawa-museum.jp/ijin/blog/index.html

マガジン

  • 渋沢栄一と金沢の偉人

    大河ドラマ「青天を衝け」に便乗して、渋沢栄一と関わりの深い金沢の偉人とその逸話について紹介します。

  • 令和6年度企画展

    金沢ふるさと偉人館令和6年度企画展に関する記事です

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  • 開館30周年記念(2023)

    令和5年の金沢ふるさと偉人館開館30周年記念展示・イベント情報を更新していきます。

  • 令和4年度企画展

    金沢ふるさと偉人館 令和4年度企画展を紹介します。 前期:「中西悟堂 まぼろしの野鳥図鑑」 後期:高峰譲吉没後100年展「Try, Try Again!」

記事一覧

渋沢栄一と高峰譲吉 出会いと別れ(上)

④平和の祭典(その4)

渋沢栄一と高峰譲吉 日露戦争編

④平和の祭典(その3)

渋沢栄一と高峰譲吉

渋沢栄一と金沢の偉人たち

渋沢栄一と高峰譲吉 出会いと別れ(上)

遂に最終回を迎えた『青天を衝け』。 全41回と歴代大河の中でも少ない話数でしたが、最初から最後まで見応えのあるものでしたね。…しかし、41回で描き切るには渋沢栄一の生涯はあまりにも膨大すぎる(年齢的にも業績的にも残存史料的にも)。 ということで、『青天を衝け』本編中では残念ながら描かれなかった、栄一の知られざるドラマをご紹介します。 そして、その物語には金沢の偉人が深く拘わっているのです。 神戸での邂逅明治19年(1886)12月、栄一は銀行の用務で神戸を訪れていました。

④平和の祭典(その4)

田畑「戦争に負けたからといって卑屈になるな。いかなる時も諸君は、日本人の誇りを忘れるな!いや~マッカーサーの演説は実に素晴らしかったねえ」。 松澤「日本は6種目中5種目を制し、古橋君は全勝利を世界新記録で飾ったんだよ」 平沢「費用はどうされたんです?」 田畑・東・松澤・岩田「「「「…………」」」」 田畑「うん、…そしていよいよ、ヘルシンキだよ君。」 ――第40回「バック・トゥ・ザ・フューチャー」より 商取引の場か、それとも神殿かオリンピックと商業主義の関係は現代でも根深い問

渋沢栄一と高峰譲吉 日露戦争編

本日12月19日の『青天を衝け』第40回「栄一、海を越えて」は1時間拡大版で日米親善に尽力する渋沢栄一が描かれるはず。 …ちょろっとでも出てこないかなーと淡い期待をしつつ、さて今回は日露戦争をテーマに高峰譲吉の活躍を見ていきたいと思います。 伊藤博文のアメリカ説得作戦前回、栄一が日露戦争勃発に際し、商工業界を取りまとめた様子や、小村寿太郎がアメリカの仲介のもとポーツマス条約を結んだことが描かれていました。 そのなかで、井上馨が伊藤博文の策でアメリカに仲介役を頼んでいたと触れ

④平和の祭典(その3)

派遣問題やらもありましたが、なんやかんやで参加することになった1952年ヘルシンキオリンピック。 まーちゃんは団長として、大島は毎日新聞のオリンピック取材記者として、それぞれ参加することとなります。 ということで今回は、“ジャーナリスト”大島鎌吉について掘り下げていきましょう。 自由人 大島鎌吉大島はヘルシンキ大会の取材のために渡欧するわけですが、「やりたいことはなんでもやってやろう」の精神のもと、この欧州出張をフルに活用した取材活動を行います。 そこで出張の道程はこんな

渋沢栄一と高峰譲吉

先日の回(2021/12/12放送)では、渋沢栄一が日本の実業界を代表して訪米し、セオドア・ルーズベルト大統領(テディベアの元ネタになった人)と会談する様子が描かれていました。 会談の様子は当時の記録にも残されています。 『渋沢男爵欧米漫遊報告』の「(三)大統領ルースヴヱルト氏ト会談ノ要領」をみると、ちょうど放映の会話と同じ内容部分が。 ※記事中の引用文は、断りがない限り デジタル版『渋沢栄一伝記資料』第25巻「3款 欧米行」 https://eiichi.shibusa

渋沢栄一と金沢の偉人たち

(この記事は2021年 6月25日に旧雑報に掲載したものです。ちょうど話題が出てきたので再掲)  筆者が毎週楽しみにしている大河ドラマ『青天を衝け』。『いだてん』の時も思ったのですが、近代史は資料がたっぷりあるので「え!?それ創作じゃなくて資料あるの!!?」という驚きがいっぱいで新鮮です。  もちろん“ドラマ”ですので史実とは違う点もありますが、歴史に興味関心を持ってもらうきっかけにもなる人も多いのでは(自分は俳優さんを覚えるきっかけになっています)。  今回のように近