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雑報

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#偉人

『近代を拓いた金沢の100偉人』刊行

『近代を拓いた金沢の100偉人』刊行

ご無沙汰しております。
長らく雑報を更新できなかった原因もとい理由をようやく公表できます。

北國新聞社より『近代を拓いた金沢の100偉人』という本が刊行されました。

タイトルにもある通り、金沢の偉人をテーマとした本ですので、偉人館も執筆(新聞社と共著)で協力しております。
その結果、ここ数ヶ月間、調査と執筆作業に手を取られてまったく雑報を更新できなかった…という言い訳を一応しておきます。

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ぶらり奥州の旅(後編)

ぶらり奥州の旅(後編)

えーっと、前回の更新が2022年12月28日で、今日が………
4が月と10日ぶりの更新となりました偉人館雑報でございます。

連載モノの途中で止まるんじゃないよ!!!

大変失礼いたしました…
本当は新年早々に更新するつもりだったので、新年度早々にズレたということで何卒…

前回は奥州市立図書館さん、後藤新平記念館さんを見学し、いよいよ国立天文台水沢VLBI観測所に到着しました。

この観測所こそ

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ぶらり奥州の旅(前編)

ぶらり奥州の旅(前編)

本日12月28日は、偉人館今年最後の開館日です。
…年末はバタバタしている内にあっという間にやってきてしまいますね。

さて、今回は先月行ってきた東北は岩手の旅(勿論出張でですが)の模様をお届けいたします

関東での用事を終えて、そのまま東北新幹線と東北本線を乗り継ぐこと数時間、やってきたのは岩手県奥州市。
ここは、「Z項」の発見で知られる天文学者・木村栄が所長を勤めた「臨時緯度観測所」(現・国立

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持明院の妙蓮 2022

持明院の妙蓮 2022

多頭蓮(たとうれん)という言葉を聞いたことはありますか?

多頭、つまり複数の頭を持つ蓮…というと、なんだか八岐大蛇とかケルベロスみたいなのを想起しますが、まさにその通り。

県の天然記念物にも指定されている妙蓮は多頭蓮の一種で、国内で見ることができるのは金沢の持明院(蓮寺)と滋賀県守山市の近江妙蓮公園の2か所だけ。
とても珍しく、貴重な種であることがよく分かります。

で、なしてその蓮のことにつ

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偉人館でつながるご縁-山本良吉と藤岡作太郎-

偉人館でつながるご縁-山本良吉と藤岡作太郎-

偉人館に届いた一通の手紙。
それは偉人のご遺族からのものでした。

偉人館のテーマは「近代日本を支えた偉人たち」ということで、明治~昭和期にかけて活躍した金沢ゆかりの偉人たちを広く展示・顕彰しています。
同時代を生きていた関係で、生前交流の深かった偉人たちも少なくありません。

特に「明治三年の奇跡」のコーナーの偉人たち―北條時敬・鈴木大拙・藤岡作太郎・西田幾多郎・井上友一・山本良吉―は、石川県専

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八田與一の通学路を歩く

八田與一の通学路を歩く

先日5月8日は、八田與一の命日でした。
八田與一は昭和17年(1942)5月8日、客船「大洋丸」でフィリピンに向かう途中、アメリカの潜水艦の攻撃を受けて殉職します。今年は没後80年の節目となります。

例年この日は台湾にて八田與一慰霊祭が執り行われ、日本からも関係者が参列していたのですが、ここ数年のコロナ禍により渡航は控え、今年は金沢ふるさと偉人館の庭にある八田與一胸像の前で慰霊祭が執り行われまし

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【雑報】偉人館隠れ?スポット

【雑報】偉人館隠れ?スポット

おはようございます。
東京は猛暑日を記録したようですが、金沢は昨日より比較的涼しい日が続いております(ムッシ暑いですけど…)。

さて相変わらず休館中の当館ですが、今回は休館日でも観覧できる偉人館の”庭”をご紹介。

…え?庭あるの?とたまに聞かれるくらい影薄い庭ですが、実は結構見どころ盛りだくさんなんです。特に多いのが「近代バイオテクノロジーの父」こと高峰譲吉関係。
ということで今回は庭にある高

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