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【雑報】偉人館隠れ?スポット

おはようございます。
東京は猛暑日を記録したようですが、金沢は昨日より比較的涼しい日が続いております(ムッシ暑いですけど…)。

さて相変わらず休館中の当館ですが、今回は休館日でも観覧できる偉人館の”庭”をご紹介。

…え?庭あるの?とたまに聞かれるくらい影薄い庭ですが、実は結構見どころ盛りだくさんなんです。特に多いのが「近代バイオテクノロジーの父」こと高峰譲吉関係。
ということで今回は庭にある高峰譲吉ゆかりのものをピックアップ!

偉人館の入口前で右を見ると、最初に目に入るのが、ドデーンとした重厚な佇まいの高峰譲吉胸像。こちらは昭和33(1958)年に高峰譲吉博士顕彰会さんが建立したブロンズ像です。設計者は吉田三郎。

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像の両翼に広がる銅板の碑は、右に日本語、左に英語で高峰譲吉の実績が記されています。元々広坂公園にあったものを平成12(2000)年に現在の場所へ移築しました。

高峰胸像を左に曲がり、木村栄胸像を右に見ながら真っ直ぐ奥へ進むと、少し開けた空間に出ます。

ここにあるのは八田與一胸像と、高峰桜。高峰譲吉がアメリカに贈った桜(ニューヨークのサクラパーク)の子孫が、現在金沢市内5ヵ所に植樹されています(帰国子女ですね)。そのうちの一本が当館の高峰桜です。平成20年に高峰譲吉の生誕150周年を記念して、高峰譲吉博士ゆかりの会から寄贈されました。

ちなみに今年3月と4月に撮影した他地域の高峰桜がこちら。市民の皆さんはこれがどこか分かりますか(右は簡単ですね)?

高峰桜

他の4カ所がどこなのかは、偉人館のHPで紹介してますので是非そちらをご参照ください(^^)

最後は、こちらの小さいオッサン。所謂ノーム(北欧神話に登場する地中の宝を守る地霊)です。

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高峰譲吉がアメリカで設立した「タカミネラボラトリー」の玄関前に設置されていたゲートキーパーでした。「タカミネラボラトリー」の現在の所有者であるバイエルヘルスケア社のご好意により、平成18(2006)年に現在の場所に移築されました。

小さいのもあってぱっと見気づかないかもしれませんので、探してみてくださいね(意外と近くにいます)!

ということで、庭にある高峰譲吉ゆかりのものを紹介してきましたが―

まず高峰譲吉って誰?

という方も多いかもしれませんね(今さら)。

詳しくは当館HPおよび高峰譲吉博士研究会さんHPをご参照ください!最近の話題の事物に結びつけるなら、
大河ドラマ『青天を衝け』の主人公・渋沢栄一とは「親友」であり、彼と協力して日本で会社を起業したり、日米和親に尽力したりと様々なエピソードが残されています。

今週末には久々に『青天を衝け』も放送しますし、そっちのネタも紹介していきたいですね。

話は脱線しまくりでしたが、言いたいことは一つ。
休館中も是非偉人館をお楽しみください!