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『近代を拓いた金沢の100偉人』刊行

ご無沙汰しております。
長らく雑報を更新できなかった原因もとい理由をようやく公表できます。

北國新聞社より『近代を拓いた金沢の100偉人』という本が刊行されました。

タイトルにもある通り、金沢の偉人をテーマとした本ですので、偉人館も執筆(新聞社と共著)で協力しております。
その結果、ここ数ヶ月間、調査と執筆作業に手を取られてまったく雑報を更新できなかった…という言い訳を一応しておきます。

北國新聞社は過去にも『風雪の碑 : 現代史を刻んだ石川県人たち』(1968)、『ほくりく20世紀列伝』(2000)、『ふるさと人物伝』(2010)と北陸や石川県の偉人をテーマとした著書を刊行してきました。
今回は”金沢の100偉人”ということで、範囲を金沢に特化した内容になっております。

偉人館では地元小学生に配布している『もっと知りたい 金沢ふるさと偉人館』(館内、HPでも販売中!)では96人の偉人を紹介していますが、今回の100人は選定基準がちょっと異なるため、一部の偉人たちが変更となっています。
というのも、本当は100人以外にも”コラム”として紹介したかった人々(県工や四高の卒業生たち、国外出身で金沢につくした外国人)もいたのですが、諸事情により断念…。

色々な事情で100人に絞ることになりましたが、決して金沢で活躍した偉人はこの100人だけではない!とだけ。

選定基準について、凡例では
①金沢ふるさと偉人館で顕彰
②金沢出身
③金沢で教育
④金沢で活躍
⑤生年は原則明治以前
⑥明治以降に活躍
⑦現代にも影響を与えている
⑧「もっと知りたい 金沢ふるさと偉人館」「かなざわ偉人物語」(金沢こども読書研究会)「ふるさと人物伝」に掲載されている
とした、と書かれています。
これだとすべての要件を満たす人物を選定したのかととられるかもしれませんが、Allではなく「より多く基準を満たした人物」を選定した形です。
ですので金沢出身者ではない人、県外で教育を受けた人なども入っています。
(分かりづらい説明ですみません…)

内容について、テーマが「いまに生きる」ということで、偉人たちが遺したものが現在どういった形で今に生きているのかを紹介しています。
執筆は偉人館が2名、北國新聞社記者が2名の計4名で担当しました。
担当箇所によって、「偉人」を押し出したい偉人館側と「いま」を押し出したい新聞社側の色が如実に出ております(といっても一応すべて新聞社側の編集が入っていますが)。
誰がどこを担当したのかは示されていないので、予想を立てながらご賞味ください。

今回の著書で偉人館として意識したのが「今までほとんど知られてこなかった人物の発掘」でした。
上記⑧と矛盾するようですが、今まで知られた偉人だけではなく、「こんなすごいことをした人物もいるよ!」と新紹介の意味も込めて、過去の新聞社の大著にも掲載されていなかった偉人たちを掲載しております。

そういった意味では金沢の偉人たちの最先端を知ることができる本になったかと思います。

本書の刊行にあたり、偉人に関連する施設、団体、ご遺族の皆様に多大なるご協力を賜りました。
深く御礼申し上げます。

今後とも金沢ふるさと偉人館をよろしくお願い申し上げます。

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